人間と動物の歯の違い

人間と動物の歯の違い

こんにちは

武豊町のとみ歯科クリニックです(^O^)/

 

 

皆さん、人間の歯の本数をご存知でしょうか?

人間の歯は、子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へと1度だけ生えかわります。

乳歯は20本、永久歯は28本、親知らずを入れれば32本です。

 

ですが人間以外の動物は、歯の本数や生え変わりの回数、中には歯が一生伸び続ける動物もいたりして様々です。

 

今回は人間と動物との違いについてご紹介します☆

 

歯は脊椎動物(背骨のある動物)の口腔内や咽頭部(ノドの奥)に存在しています。

消化器官の一つで、一般に石灰化した硬い組織からできていて,主として咀嚼(食べ物をかみ砕くこと)にかかわっています。

食べ物を食べるうえでとても大切なものなので、動物にとって生命を維持するうえでとても重要な役割を果たします。

 

水族館や動物園の動物で見たことがあると思いますが,口の中にはえている歯が全部同じような大きさで同じような形をしている動物と,同じ口のなかに大きさや形のちがう歯をもった動物がいます。

同じ形の歯がならんでいる場合を同形歯性,ちがう形の歯がならんでいるものを異形歯性といいます。

 

同形歯性 :同じ形をした歯がならんでいる ⇒ イルカ、ワニなど

異形歯性 :大きさや形のちがう歯がならんでいる ⇒ 人、犬をはじめ多くの動物

 

異形歯性の歯は、役割によって歯の名前が異なります。犬歯や大臼歯などですね!

 

異形歯性の歯は食べ物の種類や食べ方によって、動物の歯のカタチも異なります。

 

例えば肉食動物。全ての歯が肉を切り裂いたり骨を噛み砕いたりするのに適した、鋭くとがった歯を持っています。
逆に草食動物は、草をすり潰しやすくする平らな歯を持っています。

 

ちなみに人間を含め、肉も草(野菜)も食べる雑食動物は、とがった歯と平らな歯の両方を持ち合わせています。熊やサルは雑食動物です。

 

 

ウサギ、リス、ネズミ、ハムスターなどは歯が一生伸び続けていく動物です。

ウサギを飼っている方はよく歯ぎしりを聞く事があると思いますが、歯ぎしりをすることで歯の長さを調節する事もあるようです。

 

そして、トリは歯がまったく無いです!

歯の機能として咀嚼の役割を果たしていますが、歯を持たない鳥類はどのように物を食べているのかというと、基本的には丸呑みにしている。

 

ちなみに、鳥にとって食べものが食べやすいからくちばしになったという説や、飛ぶのに体を軽くするために歯を失ったという説などがあります!

 

またサメの歯は1本抜けると、その後ろからすぐに新しい歯が生えてきます。

サメの歯は比較的抜けやすく、新しい歯が列をなして後ろに準備していて、永久に歯が生え続けるというユニークな性質を持ち合わせています。

 

 

このように動物によって歯というのは様々です。

ただ動物とは違い、人間の歯は永久歯を失うと二度と生えてくることはありません。
入れ歯やインプラントがあってもご自身の歯が生えてくることはありません。

 

入れ歯やインプラントの技術も進歩し、失った歯を補うことは出来ますが、やはり自分自身の歯を大切にすることが一番大切です!

 

そうならない為にも定期健診に行き、ご自身の歯の状態を知りましょう!