シーラントについて
こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^_-)-☆
大切なお子様の大切な歯の虫歯予防。どんな方法で予防すれば良いのかなかなかわかりませんよね?
日々の歯みがきが大事、フッ素塗布の事は知ってるけどそれ以外に出来ることあるの・・・??
と思っていらっしゃるのではないでしょうか!!
これ以外にもお子様の虫歯予防はあります☆
今回はお子様の虫歯予防、シーラントについてご紹介いたします。
まずは改めてフッ素の塗布についてです。
簡単にフッ素について説明すると、
フッ素は歯を溶かして虫歯を作ってしまう酸に対する抵抗力を強くしてくれるので、それによって歯質が強化されます。
フッ素は再石灰化の手助けをしてくれるので、虫歯になりにくい歯を作ることができます。
以前、このブログでフッ素についてご紹介したので詳細についてはそちらを是非ご覧ください!!
↓↓
http://www.tomi-dent.com/column/post-67/
今回ご紹介したい虫歯予防のシーラントです。
フッ素に比べてあまり聞かない言葉かなと思います。
シーラントは、奥歯の溝を歯科用樹脂(プラスチック)で埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。
歯には溝があります。
特に奥歯の溝は歯ブラシが当たりにくく磨きにくい場所で、非常に虫歯になりやすい場所です。
薬剤で予防をするフッ素とは違って、シーラントは物理的に歯を覆って虫歯を予防するものです。4年以上で約60%の虫歯予防の効果が認められたという結果があります。このように、シーラントは適切に施せば虫歯予防に期待ができることがわかります。
溝の部分の磨き残しもシーラントで事前に埋めてあげれば、磨き残しがなくなり虫歯予防になりますよね!
【シーラント処置の流れ】
①最初に歯の溝の部分の汚れを取り除きます。
②歯を乾燥させてシーラントの前処理の薬剤を塗布し、数秒置いてから水で洗って乾燥させます。
③歯の溝にシーラントを塗ります。
④光を当ててシーラントを硬化させます。
このようにシーラントは歯を削らずに出来る処置なので、お子様への負担も少ない虫歯予防なんです!
ですが、シーラントにもデメリットはあります。
取れたり欠けたりすることもあります。
シーラントは永久に保持されるとは限りません。通常の詰め物であれば、取れにくいように歯を削って形を整えることが多いです。
しかし、シーラント治療は樹脂を流して固めているだけなので、通常の詰め物より取れやすくなっています。
取れたり欠けたりした場合には、再度塗布することで高い予防効果を維持できます。そのため、歯科医院で定期的にシーラントが取れていないかチェックしてもらいましょう!
歯科医院での定期的なチェックを怠って、シーラントが外れていて虫歯が出来てしまっていたなんて事もあります(>_<)
歯科医院には定期的に行くようにしましょう!!
シーラント治療をしたからといって虫歯にならない!なんてことはありません。
シーラントでは奥歯の溝を埋めるだけで、虫歯になるのを完璧に防ぐようにするわけではありません。
大切なのは日々のセルフケアです。歯垢をしっかりと取り除き溜めないように歯みがきをしましょう!!
今年一年お世話になりました。
来年も引き続き、地域のかかりつけ医として皆様に愛される歯科医院を目指していきます!
今後ともよろしくお願い申し上げます!