ケーキを食べたいけど虫歯が心配、いつ食べるのがいいの??
こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
今週末の土日はクリスマスイブ、クリスマスなのでケーキを食べる方は多くいるのではないでしょうか?ですが、ケーキって砂糖をたくさん使ってて虫歯になりやすいんじゃないかと心配な方もいるのではないでしょうか?
そもそも虫歯の原因とは?
歯の表面についたプラーク中の虫歯菌は、砂糖などの炭水化物を分解して酸を作ります。
その酸によってプラークの中、つまり歯の表面は酸性になりカルシウムが溶け出します。これを「脱灰」といいます。
酸は唾液の作用によって中和され、再びカルシウムが歯の表面に戻ります。これを「再石灰化」といいます。
歯の表面では、常にこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。頻繁に砂糖などを取り続けていると脱灰が進み、歯の表面が柔らかくなり、最後には穴が開いて虫歯ができます。
簡単にまとめると、
口腔内にたまっている歯垢や歯石にひそむ虫歯菌が食べカスを栄養にして酸を出し、歯を溶かしてしまう病気が「虫歯」です。
ではこれからをふまえてケーキを食べるタイミングとし適切なのはいつでしょうか??
①3時のおやつ
②食後のデザート
③小腹が減った時
①②がケーキを食べるタイミングとして最適です。
①の3時のおやつは昼食と夕食の丁度真ん中の時間にあたる為、お口の中の再石灰化も十分に行われており、問題ありません。
②の食事とデザートを同じタイミングで食べているので、脱灰も1度です。食事後なので唾液が多く分泌されており、良いタイミングです。
③は頻繁でなければ大丈夫ですが、注意が必要です。
砂糖は依存性が少なからずあると思います。頻繁にお菓子を食べなくてもいいように、デザートやおやつである程度、心を満足しておくことが重要です。
虫歯菌は砂糖(ショ糖)が大好物です。
砂糖(ショ糖)の多く入っている食品はキャンディ、ガム、クッキー、果物などがあります。
他にも、お口の中に残りやすい食品も虫歯になりやすいです。
キャラメルやポテトチップスには水飴や澱粉などが入っているため、長時間お口の中に停滞しやすく酸の産生が長時間にわたり行われます。
ポテトチップスなどの加工食品は製造過程で細かくなっているため、少し噛むと柔らかくなります。細菌も簡単に分解し酸を産生することができます。
また、噛むとねっとりと歯にまとわりつくので、ショ糖含有のお菓子と同じくらいの虫歯リスクがあります。
ポテトチップス等のしょっぱいお菓子は甘くないので大丈夫だろうと思われがちですが、虫歯になりやすい食品です。
甘い物やお菓子を食べてはダメというわけではなく、虫歯にならないように工夫して食べることが大事になってきます。
普段の歯みがきや定期検診を受けるなどしっかり予防して、美味しくクリスマスケーキを食べましょう!