口臭の発生~矯正治療中~
こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^_-)-☆
矯正治療中はいくつかの理由で口臭が発生しやすくなります。
ですが、予防方法はいくつもあるので安心して矯正治療をしていきましょう(*^^)v
矯正中に口臭が発生してしまう原因
口の閉じにくさが要因
矯正治療で口臭が発生するのは、ワイヤーブラケットなどの矯正器具が邪魔となることが関係しています。ブラケットは小さいように見えても口の中では違和感を与えるもの。
口の開閉時などに唇がブラケットに引っかかるため、常日頃から口が閉じにくくなり自然と口が開きがちになります。こうして口が開いている時間が長くなれば口の中の水分は蒸発し、乾きがちになってしまい口の乾燥が口臭へと繋がります。
通常は唾液が口の中に充満しているので細菌の増殖が抑えられていますが、唇が閉じずに口の中が乾燥すると唾液の殺菌効果が弱まってしまいます。
唾液の自浄作用が弱まってしまい、口の中に細菌が繁殖するとそれが口臭となって発生します。また、口の中が乾燥するとプラークも溜まりやすくなります。このプラークには細菌が多く含まれるので、さらに口臭が発生してしまいます。
磨き残しでより口臭が発生する
矯正治療では、歯にブラケットを装着してワイヤーを使用する治療方法を行うことが多々あります。ブラケットの凸凹やワイヤーなどは食べかすなどが残りやすい場所です。
そして、歯磨きをしてもきれいに磨きにくいので、ブラケットの部分は自然と汚れが溜まりやすくなります。
食べかすなどは虫歯菌などの細菌の格好の餌となってしまうので、磨き残しの汚れなどの周りに細菌が繁殖すれば、それが口臭を発生させます。
ブラケットはワンタフトブラシなどの専用の歯ブラシで磨かないとなかなかきれいになりません。複雑で磨きにくいのでより口臭が出やすくなります。
傷がついて患部が膿む
矯正器具によって唇や口の中が傷ついてしまうことがあります。
例えば、歯の表面に矯正の装置を付けていると、それが口の中の粘膜と摩擦を起こし何らかの傷や炎症が発生したりします。
このように、矯正器具によって患部に口内炎が出来たり、それが膿んだりすると口臭の原因になる可能性があるほか、口腔内が乾燥していると唾液による殺菌作用が働かなくなることもあるため、口臭を抑えにくくなりあす。
矯正中に口臭が発生してしまう原因を簡単にまとめると主に以下の5点です。
・磨き残しにより細菌が繁殖している
・矯正装置が汚れている
・口腔内が乾燥している
・口腔内の傷や炎症が悪化している
・唾液の自浄作用が低下している
矯正治療中に口臭が発生している場合は、何が原因かを把握して予防していきましょう!