抜歯後の症状について

抜歯後の症状について

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)

 

 

 

抜歯後は個人差ありますが、痛みや腫れが出てきます。場合によっては痛みや腫れ以外の症状が出ることもありますが注意事項を守って適切な処置を行えば順調に回復します。

 

今回は親知らずなどの抜歯をした後に起こるかもしれない症状についてお伝えいたします。

事前に知っていれば症状が起きた時でも慌てることなく、対処出来ると思います。

 

 

①腫れる

抜歯当日より翌日、翌日より3日目をピークに腫れ、その後、徐々に腫れは引いていきます。腫れには個人差があります。一般に骨の削除量が多いと腫れやすく、切開(歯ぐきを切った)した範囲が広い場合も腫れやすくなります。

 

②出血

抜歯後は、抜歯した部分に丸めたガーゼを当てて15~20分ほど噛んで圧迫することによって出血が止まります。血管を圧迫するためにガーゼを噛むわけですが、そのガーゼの位置がずれてたりすると、ちゃんと止血することができず、いつまで経っても血が止まらないということになります。

ガーゼを適切な大きさにしっかり折って、確実に傷口に挿入し、しっかり噛んで血管を圧迫してください。

 

③ドライソケット

親知らずを抜いた後に起こり、抜歯した穴が血液で覆われず骨が直接お口の中にむき出しになっている状態のことです。下の歯を抜歯した場合に起きやすいです。
ドライソケットになると、常に痛みがある状態になります(自発痛と言います)。心臓の拍動に合わせた、脈打つようなズキンズキンとするような痛みで、かなり強い痛みが出ることも多く見られます。

 

④痛み

麻酔は、通常抜歯後2時間以内に切れてきます。と同時に、抜歯した部位に痛みが出てきます。ですので麻酔が覚める前に、鎮痛剤を服用します。

鎮痛剤は約6時間効いています、その後痛みが出てきたら、また鎮痛剤を飲みます。
抜歯後4日目ぐらいには、鈍痛に変わり我慢できる痛みになります。さらに、1週間目にはほとんど痛みはなくなっています。

もし、抜歯後4日目ぐらいを過ぎても強い痛みが続いている時は、抜歯した穴がドライソケットになっている可能性があります。ドライソケットになっていないか歯科医院で診察をしてもらいしょう。

 

⑤アザができる

抜歯後、顔が内出血を起こすとアザのように一部が紫色に変色することがあります。

一過性の皮下出血班と呼ばれるもので、首や鎖骨あたりにまでアザが広がることがあります。

内出血は、特に歯が骨の中に埋もれていて、歯茎を切ったり、剥がしたりしたときに起こりやすく毛細血管が傷ついてしまっている状態です。

内出血が起こったとしても通常は傷の治りとともに1~2週間程度で治ります。

 

⑥抜歯後のしびれ

下の親知らずを抜歯した後、麻痺やしびれが出ることがあります。これは親知らずの近くに下顎から舌、唇までつながる神経があるからです。親知らずの根が神経に触れているケースでは、抜くときに少し触れただけでも麻痺やしびれが残ることがありますが、麻痺やしびれは長期間残る事はありません。症状が心配な場合は、抜歯をしないというのも選択肢の一つです。