歯磨きしても虫歯になる

歯磨きしても虫歯になる

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)

 

 

患者様からいただくご相談の中に『歯磨きしているのに虫歯が出来る、もしくはできやす』というものがよくあります。ちゃんと歯磨きしているのに何でだろうと思いますよね。

 

今回はその理由についてお伝えします(^_-)-☆

 

 

 

歯を磨いているにもかかわらず虫歯ができやすい理由はいくつかあります。以下の要因を考慮してみてください。

 

1. 歯磨きの技術や習慣

ブラッシングテクニック:効果的なブラッシング技術が身についていない場合、歯の表面の汚れや歯垢が十分に取り除けないことがあります。歯ブラシの角度や歯ブラシの動かし方はちゃんと出来ていますか?

 

頻度と時間:歯磨きの回数や時間が不十分な場合、歯垢が蓄積しやすくなります。

厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査によると、歯みがきの平均回数で一番多いのは一日2回という回答で、所要時間では「一回1~3分未満」でした。

一般的には、毎食後3分間の歯みがきが推奨されており、28本(親知らずをいれると32本)の歯の汚れをしっかり落とすためには、最低でも3分間ほどかかると言われています。

 

 

2. 食生活

糖分の多い食品や飲料:甘いものや炭酸飲料を頻繁に摂取すると、口内の酸性度が高まり虫歯が発生しやすくなります。

酸性食品:酸性の食品や飲料(例:果汁、酢)も歯のエナメル質を弱める原因となります。

 

 

3. 唾液の量と質

唾液の量:唾液は口内を洗い流し、酸を中和する役割を果たします。唾液の分泌が少ないと、口内が乾燥し虫歯になりやすくなります。

唾液の質:唾液の成分が虫歯の予防に適していない場合もあります。唾液のpHが低い(酸性)と、歯のエナメル質が溶けやすくなり、虫歯が発生しやすくなります。通常、唾液は中性から弱アルカリ性(pH 6.5~7.5)ですが、酸性食品や飲料の摂取、胃酸の逆流などでpHが低下することがあります。

 

 

4. 歯並びや詰め物の状態

歯並び:歯が重なっている場合、ブラシが届きにくい場所ができやすく、そこに汚れが溜まりやすくなります。

詰め物やクラウンの状態:詰め物やクラウンが不適切であると、隙間に汚れが溜まりやすくなります。

 

 

5. 遺伝的要因

エナメル質の強度:遺伝的に歯のエナメル質が弱い場合、虫歯ができやすくなります。

口腔内細菌の種類と量:遺伝的な要因や家庭環境により、口内の細菌バランスが異なることがあります。

 

 

6. 医療や薬剤の影響

薬の副作用:一部の薬は唾液の分泌を減少させることがあります。

全身の健康状態:糖尿病などの慢性疾患も口内環境に影響を与えることがあります。

 

 

 

歯磨きしてるのに何でだろうと疑問をお持ちでしたら、まずは歯科医師にご相談ください!虫歯予防に定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニング、フッ素塗布、適切なブラッシング技術の習得、バランスの取れた食生活などが大切です。

当院の定期検診ではブラッシング指導も行っております。日々の歯磨きが正しく出来ているか不安な方は是非お気軽にご相談ください(*^-^*)