歯石って何だろう?
こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
歯石は私たちの口腔内にどのような影響があるのかご存知でしょうか。
歯石自体は悪いことはしませんが、歯石の機能に問題があるのです。
今回は歯石についてお伝えいたします。。
歯石の形成
・歯垢(プラーク)は、口腔内の細菌が食べ物の残りカスや唾液と混ざり合って形成される粘着性のある膜です。
・歯垢が長時間歯の表面に残ると、唾液中のカルシウムやリンなどのミネラルと結びつき、硬化して歯石になります。
歯石の影響
・歯石はたくさん穴があいており、硬くてザラザラと粗いため、歯垢や細菌の繁殖を助長しやすく、口腔内の清潔を保つのが難しくなります。
・歯石が歯と歯茎の間に入り込むと、歯茎が炎症を起こしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
つまり、歯石が悪いというよりは虫歯菌や歯周病菌に対して足場を与えてしまうことが歯石の良くないところなのです。
歯石の種類
・歯肉縁上歯石
歯と歯茎の境目の上に形成される歯石で、通常黄色や白色をしています。
・歯肉縁下歯石
歯石はずっと放置していると歯ぐきの下の方までできてしまいます。
血液成分等も取り込みながらつくられるので黒っぽい色をしています。歯肉縁下歯石は特に歯周病菌が住み着きやすく、増殖して毒素をだし、歯ぐきが腫れたり、骨を溶かして歯がぐらぐらしてしまいます。
歯石を除去するには
一度形成された歯石は自分で取り除くことが難しいため、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが必要です。
歯石は歯に硬くこびりついており、歯ブラシでは絶対にとることはできません。
最近では自分で歯石を取るような器具も販売されているようですが、あやまって歯を傷つけてしまったりするとその傷に汚れがつきやすくなってしまいます。
そのため歯石は歯科医院で専門のスタッフが専門の器具を使って除去することをオススメします。
歯石付着を防ぐ方法
歯石をつかなくするというのは大変そうに思われますが、歯石のことを知っていれば意外と簡単です。
歯石は歯垢(プラーク)が2.3日で石灰化してできる
個人差はありますが、細菌のかたまりである歯垢が2.3日放置されると歯石になっていきます。
つまり、歯石がつかなくするためには歯石になる前に、日々のケアで除去することが大切です。
日常の歯磨き
歯垢が歯石になる前に、適切なブラッシングで取り除くことが大切です。
フロスや歯間ブラシの使用
歯ブラシだけでは届かない部分をきれいにするために、フロスや歯間ブラシを使用しましょう。
定期的な歯科検診
定期的に歯科検診をうけ、歯石ができる前に取り除いてもらうことが重要です。
歯石は、適切な口腔ケアと定期的な歯科検診で予防することができます。早期に対処することで口腔内の健康を保つことができます(*^-^*)