寝起きの口臭
こんにちは!
武豊町のとみ歯科クリニックです(^^♪
最近はマスクを付けていることが多いと思いますが、それでも気になるのは口臭。
口臭は時間帯によって変化しています。なかでも一番クサイのは朝起きたときです(+_+)
なぜかというと、寝ているときに口内細菌が増殖してしまうためです。
口の中の細菌は食後3時間後から急増し、約8時間後にもっとも多くなります。
食べかすがあれば細菌の活動により腐敗し、口臭の原因のとなるガスがたくさん発生します。
寝起きに口臭がもっともひどくなるのは、起きているときよりも唾液の量が少ないことです。
口の中の細菌は、唾液に含まれる抗菌物質によって殺菌されて増加が抑えられています。
しかし、睡眠中は唾液の量が減少し、殺菌効果が低下してしまいます。そのため、細菌が増加し口臭がひどくなります。
唾液には細菌を洗い流す効果もあります。日中は、食事をすることで唾液が出るので口の中の細菌は洗い流されます。
新しい唾液が無いと細菌を洗いながすことができないのです。そのため寝起きは口の中がネバネバした感触があります。
特に睡眠中に口を開けて寝る方は唾液が乾燥して、唾液による殺菌効果と洗浄効果の二つがなされないため、より口臭がひどくなります。
寝起きの口臭対策
①寝る前の歯磨きを朝、昼よりも丁寧に行う
食べかすが残らないように歯みがきを丁寧に行います。歯みがきだけではなくデンタルフロスも欠かさないようにしましょう。
これだけでも起きたときの口臭が大幅に軽減します。食べカスなどは睡眠中に増殖する細菌の栄養となるからです。
②舌苔(ぜったい)があれば取り除く
舌苔とは舌の表面の汚れのことです。悪臭の原因になる細菌の半分以上は、舌の上で増殖するからなのです。これがあると細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
舌の色がピンク色ではなく、白、または黄色くなり苔が生えたようになっていれば、定期的に専用のブラシを用いて落としましょう。
③就寝前に水分補給をする。就寝中の唾液の分泌を促すために、就寝前に水分を摂取しましょう。
④ストレスを抱えた状態で就寝をしない。ストレスによって唾液の分泌は減少します。
⑤臭いのきつい食品やアルコールは口臭の原因となります。これらを過度に摂取しないようにしましょう。
⑥虫歯があると食べかすが残りやすくなるほか、口臭を発生させる大きな原因となります。また、歯周病も虫歯と同様に口臭発生の原因になります。
歯周病は自覚症状がないことが多いため、少しでも異変を感じれば歯科医院で診てもらいましょう。
寝起きの口臭が気になる方は一度試してみてくださいね(^_-)-☆